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      <title>投稿小説</title>
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      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2009</copyright>
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         <title>連載小説</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.east-club.com/book/cat19/">アムウェイの裏側</a>
<a href="http://www.east-club.com/book/m/">ディーラM摘発体験談</a>
<a href="http://www.east-club.com/book/cat17/">実録!覚醒剤取締法違反</a>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2018/05/post_22.html</link>
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         <pubDate>Thu, 10 May 2018 02:59:49 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>最後の輝き</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">深町家はいつもの夕方・・・



ベルをやっつけた柚須の犬連合は阿恵川のほとりで水を飲みながら、阿恵と柚須に訪れるであろう平和な犬社会の喜びを分かち合っていました。



一方セティは・・・



先ほど島田クリーニング店の飼い犬コロの傷を癒し、回復させた代償に寿命を大幅に削った・・・



体の大きさは最初拾われて来た時の半分ほどまでに小さくなっていました。



家に着いたセティは出た時の同じように子供部屋から入り、勉強机の下に潜り込んで少し眠りにつきました


深町家に拾われてからセティはかなりのペースで体を光らせた為、極端に寿命を縮め、家に戻った時にはすでに立ち上がれないほど弱っていました。




セティは思いました。



『何か、もう無理っぽいな・・・あと何回かは光る力が残ってそうだけど・・・体がついて行けそうにないよ・・・ヒロシちゃんごめんね・・・何かもうダメみたい・・・』



セティは静かに目を閉じてできるだけ体力を使わぬように眠りにつきました。



『お母さん、ごちそうさま！！部屋で勉強してくる！！』



ヒロシは夕飯を終えると台所で自分の食器を洗い、そそくさと部屋に向かいました。



ランドセルから取り出したのは算数ドリルでも教科書でもなく、ビックリマンシールの束と少年ジャンプでした。



ん？・・・足元に何か柔らかいモノがある。



ヒロシは机の下を覗き込むとテニスボールぐらいの大きさで丸まって寝てるセティを見つけました。



『あっ、セティがこんなトコにおった！！』



ヒロシの声に少し目を覚ましたセティは小さく尻尾を振りました。



ヒロシは寝ぼけまなこのセティを抱き上げました・・・



が！！・・・



『えっ！！何でこんなに小さくなったん？絶対おかしい！！』



あからさまに小さくなり過ぎたセティに、さすがのヒロシもコトの重大さを気付きました。



『お母さん大変！！ちょつと来てぇ！！本当大変！！』



パニックになったヒロシは何度も居間に向かって叫びました。



『もう、どうしたとね？何が大変ね？・・・』



半ば面倒くさそうに子供部屋に来る母上様は机の上を見てビックリ！！



母上様『ほぅ・・・確かに大変やね。勉強するって言ってマンガとおもちゃの勉強ね、あんたいい根性しとるね』



ヒロシ『あっ、これはあの・・・違うよ！！』



母上様『何が違うとね？あんたが言うのは、お母さんにごめんなさいやろ？』



ヒロシ『うん、ごめんなさい・・・でも、セティが小さい・・・セティが』



必死に何か訴えかけるヒロシの手を見た母上様は、確かに普通じゃ考えられないぐらい小さくなったセティを見た。



母上様『あんた、この犬・・・ちょっとかしてごらんなさい』



手のひらで小さく丸まってるセティを見て母上様はこう言いました。



『とりあえず、すぐ病院に連れて行くけん、あんたも来なさい！！』



長者原動物病院にて・・・


弱って目をゆっくり、しばしばさせてるセティにお医者様は血を抜いたり、注射したりしてました。



しばらくして、お医者様から説明がありました。



『とりあえずいろんな検査はしてみますが、この子の歳や大きさからして考えにくいのですが・・・どうも老衰みたいです。』




ヒロシ『えっ？仔犬で老衰？老衰って寿命ってコトでしょ？』



お医者様『うん、そうなんだ。どうも病気には何もかかってないみたいなんだよ・・・
食事もきちんとさせてるみたいだし、体的には何も異常が見られないんだ』



ヒロシ『だったら何であんなに弱っとるん？』



お医者様『不思議なコトなんだけど・・・老衰で弱った犬達と全く同じ状態なんだ・・・』



お医者様『更に言うなれば診断書に病名を書くなら、どこの動物病院に行っても《老衰》って書かれるね』


母上様『ご無理を承知で伺いますが、何とかならないのでしょうか？』



お医者様『申し訳ありません、人が寿命に逆らえないのと同じ理屈で・・・』



母上様『そうですか・・・まだ仔犬なのに、何て不憫な・・・』



お医者様『何て言うか、申し上げにくいのですが・・・飼い主の最後の務めとして・・・』



ヒロシ『何や貴様！！最後って言うな！！』



母上様『ヒロシ！！誰にモノ言いようとね！！謝りなさい！！』



ヒロシ『だって最後とか言うけん・・・』



お医者様『ヒロシ君・・・かな？おじちゃんは慣れてるから気にしてないよ。ヒロシ君の気持ちもよく考えずに最後とか言ってごめんね』



ヒロシ『おじちゃん・・・何か僕もごめんなさい・・・』



お医者様『ヒロシ君、この子が眠りにつくまで看取ってあげようね。飼い主の務めだよ』



ヒロシ『うん・・・ずっとセティ撫でてる』



お医者様『そうだね、そうしてあげたら、この子も嬉しいと思うよ』



時間というものは時に残酷なもので、やがて来るべきその時がやって来ました。


小康状態を保ってたセティの動悸が突然激しくなりました！！



ヒロシ『お母さん！！ヤバイ！！セティが苦しそう！！』



母上様『ヒロシ！！しっかりしなさい！！慌てなさんな！！』



ヒロシ『だって！！だって！！』



ヒロシ『もうワガママとか言わんけん、もう光らんでいいけん・・・お願いやけん・・・』




『お願いやけん・・・』




取り乱したヒロシはボロボロに泣きながらセティに叫び続けました。



最後の方は声にならない声で・・・



ずっと・・・



ずっと・・・



『お願いやけん・・・元気になってよ・・・』



セティは激しい動悸を我慢してヒロシに向かって小さく吠えました。



『ヒャン、ヒャン！！』



そして静かに目を閉じました。・・・




小動物用の小さなベットはそこに何も無かったかのようにキレイに片付けられました。




お医者様『ヒロシ君、最後までよく頑張ったね・・・きっとこの子もヒロシ君と過ごした時間が楽しかったと思うよ』




ヒロシは別室で毛布に包まれたセティのそばにいました。



廊下ではお医者様と母上様が話をしています。




お医者様『火葬の手続きはこちらでもできますが・・・』



母上様『そうですか・・・これ以上ヒロシを悲しませたくもありませんので、納骨の時にまた連絡頂けますか？分骨して写真と一緒に家に置いておこうと思います。』



お医者様『わかりました』



そんな会話が行われてるのも知らないヒロシは、ただボーっと動かなくなったセティを見つめていました。



ヒロシ『何でよぉ・・・そんなすぐ死んでしまうんなら何で生まれてきたと？』


ヒロシはそんな勝手な問いかけをセティにしてました




その時！！




動かなくなったセティの体が今までにないぐらい激しく輝き始めました！！




部屋中真っ白なまばゆい光に覆われてヒロシの体を暖かく包みました。



ヒロシ『セティ・・・もしかして生き返るん？』




ヒロシは希望に胸が躍りましたが、部屋を包んだ光はすぐ消えてしまいました。



ヒロシ『セティ・・・』




光がおさまるとヒロシはセティからの最後のプレゼントをもらいました。



ヒロシは部屋を出て母上様に言いました。



『お母さん、セティから大事なモノもらったよ』



母上様『ヒロシあんた・・・』



ヒロシ『僕ならもう大丈夫！！いつまでもメソメソしとったらノンちゃんに笑われるけんね！！』



お医者様『ヒロシ君、つらいやろうけど、男の子やろ？頑張って生きて行くとよ！！』



ヒロシ『おじちゃん、もう大丈夫！！本当に大丈夫やけん』



お医者様『そっか、また何かあったら、いつでもおいで！！』



ヒロシ『動物病院にしょっちゅう用があるなんて縁起悪いよ』



お医者様『それもそうだね、じゃ、あんまり来るなよ』



ヒロシ『うん、わかった』



母上様『どうも、お世話になりました』



ヒロシは母上様と家路についた・・・




母上様『あんた・・・本当に大丈夫とね？無理して空元気しとらんね？』



ヒロシ『本当に大丈夫やけん！！最後にセティがプレゼントくれたけん！！』



母上様『プレゼント？？』




ヒロシ『うん、プレゼント！！実はね・・・』



と、言い掛けたがヒロシは言うのをやめた。



過去に何度か体を光らせてヒロシの願いを叶えてくれたセティ・・・




でも最後の輝きの時は何も起きなかった。




でも輝くコトが何かが起こった。




セティの最後の輝きを見たヒロシは、何も起きなかったコトを考えて、逆にセティの願いを叶えようと思ったのだ。



セティの死に直面した僕を見てセティが望むコト・・・



それは、元気な僕の姿を見せるコト。



多分、僕自身そんなに深く意味はわかってない。



でも、セティから気付かされた『どんな悲しいコトがあっても、つらいコトがあっても負けない強い心』



これがセティがくれた最後のプレゼントだと僕は思ってる。



母上様に言い掛けてやめたのは単に上手に説明できないから・・・



明日も元気に学校に行くよ


多少のコトではくじけずにいるよ



『くじけない強い心』





大事にするよ・・・




君がくれたものだから






            おわり・・・
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">君がくれたもの</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 14 Mar 2009 12:12:03 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>セティの冒険</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">深町家の朝９時・・・



子供３人は学校へ、父上様と母上様は仕事へ・・・



セティは一匹でお留守番である。



用意してあったご飯を食べ終えたセティは、いつも通り毛布に潜り込んで体を丸めて寝ていた・・・



昼下がり、セティは誰かの声に目を覚ました・・・



『おーい！！ヒマしとるんなら一緒に遊ぼうぜぇ』



セティはカーテンの裾をくぐってガラス越しに声がする方を見た。



近所の野良犬達がベランダの柵の向こうからセティを遊びに誘ってるのである。


セティは久しぶりに犬同士で遊びたかったのだが、家の中は全部戸締まりがしてあるので、外に出るコトが出来ない！！



ガラス越しにセティは叫んだ。



セティ『うん、遊びたいけどカギが閉まってるから、外に出れないよぉ！！』



野良犬『大丈夫たい！！そこの家の子供部屋は多分カギかかってないぜ！！ソコの長男はアホやけん、かなりの確率でカギ閉め忘れとるぞ！！確かめてみてん？』



セティ『わかった、見てみる』



子供部屋へ向かったセティは、一階ベランダに面した窓を前足で開けてみた。



【カラカラカラ・・・】



何も抵抗なく開いた窓にセティは


『この前泥棒に入られたばっかりなのに、ヒロシちゃんアホやな』と思った。



野良犬『なぁ、開いとるやろ？早よ出ておいで！！一緒に遊ぼうぜ！！』



セティと久しぶりの犬同士の戯れに心が躍った。



セティは犬達の群れに合流して自己紹介した。



セティ『はじめまして、セティだよ！！すぐソコの公園にいたトコを深町家のヒロシちゃんに拾われて、今深町家の犬やってます。』


メリー『俺はメリー。産まれてすぐ竹並家にお裾分けされた熱い魂を持つ犬、雑種のメリーだ。ヨロシク！！』



マック『俺の名はマック。雑種だけど柚須の名物犬だ。お宅のヒロシちゃんが習ってるソフトボールの清水監督いるだろ？その清水家の犬やってるマックだ！！』



ジョン『俺の名はジョン。お酒のコトは何でもおまかせ！！杉本酒屋の看板犬のジョンだ！！ヨロシク。ちなみに雑種だ。』



柚須の名物犬４匹中３匹が新参物のセティを気遣って遊びに誘ったのだった。



マック『あと一匹、紹介したいヤツがいるんだが、あいにく付き合いが悪いヤツでよ、根はいいヤツだから悪く思わないでくれ。』



自己紹介が終わった犬達はお互いのお尻の匂いを嗅ぎ合った・・・



お互いに敵意が無いという儀式である。



セティ『いやぁ・・・犬同士で遊ぶのめっちゃ久々やわぁ！！テンション上がるね！！わざわざ誘ってくれて本当ありがとね！！』



ジョン『しかしよぉ、セティ全然太ってないね？』



セティ『何で？』



ジョン『いやぁ、深町家の奥さんって、バカみたいに食べ物出すやろ？俺、お酒の配達について行っただけで、動けんくなるぐらい食べ物出されたばい！！しかもキレイに食べ終わるまで許してくれんやろ？あれはキツイぜ・・・』



セティ『うん、確かに大量に食べ物出るけど・・・何か僕食べれるよ』



ジョン『へぇ・・・痩せの大食いってヤツか』



マック『ようし！！無駄話はそのくらいにして、阿恵【柚須の隣町】にパトロールに行くぞ！！最近の阿恵の犬界は治安が悪くなって、女子供に食べ物を回さない犬が増えてるらしいので、ビシッと取り締まりに行くぞ！！』



メリー『阿恵の治安って言うか・・・阿恵のベルのヤツが元凶だろう・・・』



セティ『何？何？阿恵って？ベルって？治安って？』


阿恵の犬界の首領【ドン】その名もベル！！



阿恵の雄犬全部を恐怖で支配し、毎月納税ならぬ納餌を阿恵の雄犬全部に強要している極悪犬。超大型のセントバーナード。



ジョン『マック！！まだ戦力不足だ！！そこら辺の雄犬数匹を懲らしめたことろで、ベルがいる限り阿恵の治安は良くならない！！】


メリー『だったら、ベルがいる限り今も泣いてる女子供を放っておけるっていうのか！！それだったら、例え一匹でも多くの女子供に食べ物が行き届く方がまだマシだと思わねぇか？』



ジョン『焼け石に水じゃねぇか！！今更一匹二匹の食べ物が助かったぐらいでどうする？』



セティ『何か熱く語ってるトコ申し訳ないけど、僕って遊びに誘われたんじゃないの？さっきからベルとか治安とかパトロールとか・・・いきなりで意味わらかんっちゃけど・・・』



マック『これはこれは・・・セティすまなかった。そうさ、今日はお前さんを歓迎しようと思って、純粋に遊びに誘っただけさ・・・つまらない話をして、すまなかった。忘れてくれ』



セティ『うん、わかったよ！！じゃあ遊びに行こう！！阿恵のベルってヤツのトコに・・・』



メリー『おいセティ！！からかってるのか？俺達が悩んでるベルの件は遊びじゃねぇんだぞ！！ふざけんな！！』



セティ『別にふざけちゃいないさ・・・』



ジョン『さっき自己紹介を済ませてお尻の匂いを嗅ぎ合ったばかりの俺達と共に戦ってくれるというのか？・・・』



セティ『皆まで言わすなよ！！照れくさいじゃないか・・・』



マック『セティ・・・気持ちは有難いが。やっぱりよそう・・・』



セティ『何で、話を聞くつもりなかったけど・・・聞こえちまったモンはしょうがないやろ？』



マック『いや、あの・・・気持ちは非常に有難いのだが・・・セティの体はどう見ても俺達３分の１程度やし、体細いし・・・何て言うか・・・ぶっちゃけセティ戦闘力無いやろ？』



セティ『マックさんよぉ、いやマック！！よく聞け。喧嘩はガタイでするモンなのか？性根と心意気だろ？そんな気持ちならマック！！お前阿恵のパトロールから外れろよ！！』



メリー『セティよく言った！！お前の言う通りだ。誰が何と言おうと俺はお前を連れてくぜ！！』



ジョン『まぁ、熱い仲間は何匹いてもいいんじゃないの？ウチの酒屋の常連客がよく言ってるぜ、【乾杯は心と心をつなぐコト】だってよ。俺達がさっきしたお互いのお尻の匂いを嗅ぎ合うコトも同じじゃねぇか？』



マック『・・・ベルって敵をどうやら己の中で大きくし過ぎてイモ引いてたのは俺自身だったのかもしれないな・・・まったく笑い話にもなりゃしねぇ・・・どうだろうみんな！！この同じ目的に向かう者同士、再びお尻の匂いを嗅ぎ合おうじゃないか！！結束を固める意味を重ねてよぉ！！』


ジョン『しょうがねぇなぁ・・・もう一回だけ付き合ってやるか！！』



メリー『まったく、マックの野郎には世話焼けるぜ・・・もう一回だけやぞ』



セティ『じゃ、改めましてというコトで』



マック『よーしやるぞ！！せぇの！！』



全員『ルネッサーンス』



犬達は輪になった。まだ正直不安がたくさんあるけど、今だけは、今だけはこのお尻の匂いと結束の固さにお互いの友情に酔いしれた・・・



四匹は走った。風のように走った。目的地は阿恵。出っ歯の優司の家。



走りながらジョンがこんなコトをつぶやいた・・・



ジョン『あの技さえ決ればベルにも勝てるんやけどなぁ・・・でもあの技はあいつがおらんと完成できんしなぁ・・・』



阿恵に向かって進むにつれ、電信柱が異臭を放ってるのにセティは気が付いた。


ベルのマーキング跡である


【犬の嗅覚レベルの話をしてますので、誤解が無いようにフォローしときます。実際の阿恵は緑も多く川沿いにはツツジの咲き乱れるキレイな田舎です。人間レベルでは全然臭くないですよ】



いよいよヤツのテリトリー阿恵団地付近に一行は到着した。



マック『これから先に出会う犬は全て敵だからな！！セティ！！気を抜くなよ！！』



返事をしようとしたその刹那！！



ベルの子分『阿恵名物！！回転抜刀牙（ばっとうが）！！』



牙むき出しの犬が縦回転でセティ一行に襲いかかる！！（流れ星銀のパクリ） 


メリー『ふん、バカの一つ覚えみたいに回転抜刀牙ばかりかよ・・・みんな下がってな・・・』



襲いかかってくる犬の尻尾にタイミングを合わせたメリーは上手に尻尾に噛み付き回転する犬を地面に叩きつけた。



『キャウン！！』



叩きつけられた犬は情けない声を上げてダウン！！



ジョン『お前さんも好きで女子供に食べ物を回さないワケじゃないんだろ？ベルの野郎を俺達で何とかするから、これからは周りの女子供にも食べ物を分けてやんなよ・・・』



ベルの子分『俺達だってそうしてぇのはやまやまだが・・・あんた達じゃ何ともならねぇよ・・・さっきもベル様に挑んだ柚須のバカ犬がいたが、ベル様の手にかかってボロボロの虫の息よ・・・』



マック『何だって！！柚須のバカ犬って誰のコトだ！！』



ベルの子分『確か島田クリーニング屋の犬だったと思うが・・・一匹の戦闘力じゃ確かあいつが一番柚須では強いんだろ？』



メリー『コロか？コロなのか？あいつ先走りしやがって・・・で、コロの野郎はどこにいるんだ！！』



ベルの子分『戦闘でボロボロになった犬はだいたい川に水を飲みに行くと思うぞ・・・多分阿恵川か？』



マック『予定変更だ！！コロがいないとベル討伐はできない！！全員阿恵川にダッシュだ！！』



阿恵川にて・・・



コロを探す一行・・・



ジョン『いたぞー！！コロがいたぞー！！ヤバイ状態だぁ！！みんなすぐ来てくれ！！』



ボロボロで横たわった一匹の野良犬がハァハァ言いながら今にも息を引き取りそうな状態でいた・・・



コロ『よう・・・お前ら・・・悪い・・・ドジ踏んじまった・・・』



マック『済んでしまったコトはもういい！！もう喋るな！！体力を使ってしまう！！』



コロ『いや・・・聞いてくれ・・・俺は命と引き換えにヤツの右目を奪った・・・だから俺達の技を右側から決めればヤツを倒せる・・・今しかチャンスが無いんだ・・・俺はもうダメだけど・・・お前ら３匹で決める技でも十分勝てると思う・・・だから今しか無いチャンスを作っといたから・・・ベルの野郎を・・・ベルの野郎を・・・』



メリー『コロ！！お前がいなきゃダメなんだ！！何とかならねぇのか？しかもお前がボロボロになって作ったチャンスが今しか無いなんて・・・』



セティはためらったが、やがて静かに目を閉じて体を光らせ始めた・・・



ボーッ・・・



川原一面が明るく輝き、やがて何も無い真っ白な空間になった・・・



かなり短い時間ではあったが、犬一匹の体力全回復程度ならセティが削る命も少しで済んだ為、短い時間だけ体を光らせてコロの体力全回復をした。



当然ソコにいる犬全部今の出来事は覚えていない。



コロ『あれっ・・・あれれ？・・・』



マック『どうした、傷が痛むのか？お願いだからもう喋るな！！』



コロ『いやいや、そうじゃなくて・・・何か俺・・・元気になったみたい・・・傷もないし、ドコも痛くないみたい・・・』



ジョン『はぁ？何言ってんだお前？死ぬ前に感覚が無くなったってヤツじゃないのか？』



コロ『あぁ、何か説明するの面倒くせぇ・・・お前らコレ見ろよ。』



コロはその場で立ち上がり、ジャンプして見事な宙返りとコロオリジナルの超高速回復抜刀牙をやってみせた！！



メリー『えぇ！！さっきまで死にかけてたヤツが何で元気なの？』



コロ『理由はわからないけど、今俺達がやるコトは一つだろ？まずそれを終わらせてから考えようぜ！！』


セティはみんなに気付かれないように、すっと姿を消して家へと向かった。



セティが家へと向かう背中の向こうでは数匹の犬の戦う声がしばらく続き、鈍い叫び声と共に大きな何かが倒れる音がした。



その音と共にマック達の歓声があがり、四匹の雄叫びが阿恵の町に響いた。



セティは少し立ち止まったが、歓声を聞いてすぐにまた歩き始めた・・・




つづく
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/11/post_52.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">君がくれたもの</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 16 Nov 2008 20:31:59 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>奇跡の犬の話</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">深町家夜８時・・・



僕『今日は野生の王国【当時少し人気があったアフリカ大自然等の動物生態系のテレビ番組】無いと？』



父上様『うん？今日は何か世界のビックリニュースってヤツを２時間番組でやるみたいやね。』



僕『野生の王国は休みか・・・』




『ヒャン、ヒャン！！』
セティは父上様の膝の上で【まだ食べ物ちょうだい】的な顔でしっぽをいっぱいに振っている。



テレビを何となく見てた僕は頬杖をついて聞き流すようにテレビを眺めていました。




司会者『さぁ続いてはフランスからのビックリニュース！！皆さん、自分の願い事を叶えたい、イヤな出来事なんてスグ無くなってしまえばいい！！できれば無かったコトにしたい！！皆さん、そんなコト考えた経験誰しも一度はあると思います・・・』



間をおいてテンション高く続ける司会者・・・



『しかし、そんな都合の良い話がフランスには実在した！！何と願い事が叶ったり、イヤな出来事を消したりしてくれてる神様のような存在！！それが実は仔犬なんです！！それではご覧頂きましょう題して【奇跡の犬】ＶＴＲスタート！！』



陽気なフランス人のナレーターがまずは軽くフランスの街並みを案内しながら、以前奇跡の犬を飼っていたという民家に入る・・・



奇跡の犬の飼い主だった人のインタビューが始まる。太ったおばあさんである。



元飼い主『あぁ、あの犬かい？おとなしくて可愛い仔犬だったよ・・・私の身の回りにショックな出来事が起こると体を光らせて出来事自体を消してくれたり、重い病気だった息子を完治させてくれたり、まさに奇跡の犬だったね・・・』




僕は食い入るようにテレビにかじりついた！！




元飼い主『でもあの犬も可哀想に・・・体を光らせて私の願い事を叶えてくれる度に体が弱ってしまい、何度目か忘れたが、私の願い事を叶えてくれた直後に小さくなって亡くなってしまったよ・・・きっと自分自身の命を削って私に幸せをくれたんだろうね・・・』



そう言い終わるとおばあさんは何枚かの紙と写真をテーブルに広げた・・・




最初に見せた紙は闘病中の息子の診断書。重度の脳障害とガンの診断書であった。【現在の医学では回復の見込み無し。余命２年。できれば余生は住み慣れた自宅で残された時間を有意義に過ごすコトをオススメします】という担当医のメモ付きの診断書だった・・・


そして別の紙がテーブルに広げられた。息子の大学の合格通知と元気にバスケットボールをやってる写真である。合格通知と写真の日付は診断書よりも５年も後の日付である・・・



そして軽く息子自慢をしたおばあさんの後ろに息子が急に姿を現すという安っぽいサプライズ。



すっかりおじさんになった息子にマイクが向けられる・・・




『普通では私の命はありませんでした。しかし母が言うには飼っていた仔犬が光った翌日に、私は完治しました。信じられないでしょうが、私が今生きているコトを奇跡以外にどう説明すればよいでしょうか？』



そして軽くインタビューが終わったら、当時飼っていた【奇跡の犬】の写真が何枚か写し出された。



僕『ねぇねぇ！！ちょっとお父さん！！テレビ見て！！テレビ！！セティがテレビに出とる！！』



父上様『ん・・・あっ本当やな、セティっぽい犬がテレビに出とるな、おい、お前テレビに出とるぞ、わかるか？うん？』



子供をあやすようにセティに話しかける父上様。



『ヒャン！！ヒャン！！』

話はわかってないけどしっぽを振ってまだ食べ物をせがむセティ



父上様『そうか、そうか。まだお腹が空いとるんか？よしよし。』



嬉しそうに食べ物を与える父上様。



うちの両親の共通点は自分以外の人に大量に食べ物をすすめるコトだ・・・




そんなコトはどうでもよいのだが、テレビに出てたおばあさんが言うには、


『セティは光った後に弱っていく』


『何回光るのかは、わからないけど、ある回数を越えたら弱って死んでしまう』


何回光ったやろ？・・・



確か・・・拾った日と公園と泥棒で３回。



もう３回も光ったんか！！ヤバくね？



セティは鳥の唐揚げに夢中である・・・



僕はいつの日にか必ず訪れるであろう悲しいに不安と恐怖で胸がいっぱいになった・・・




つづく・・・
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
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         <pubDate>Tue, 04 Nov 2008 04:37:08 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>粕屋西小学校の昼休み</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">粕屋西小学校の昼休み・・・



だんご『ヒロシ！！新聞見た？今日のベストテン（歌番組）光ＧＥＮＪＩの新曲やって！！』


僕『マジで！！カセットに録音せなイカンね！！』


だんご『新しいローラースケートの技磨かなイカンね！！』


僕『だんごは運動神経いいけん楽勝やろうけど、俺全然ダメやもんなぁ・・・』

だんご『ヒロシがあきらめるんなら３ー２の、かぁくん役（諸星和巳）もらってもいい？』


僕『ダメたい！！だんごはじゃんけんでオカマの山本って決ったやろ？』

（当時の山本淳一は、なよなよしたイメージがあった為、僕たちのクラスでは完全にオカマ扱いされていました。山本淳一ファンの方がいたらごめんなさい）



さおり『さっきから黙って聞きよったら、何でヒロシが諸星和巳なん？私かぁくんファンなっちゃけど、やめてくれる？』


僕『うるせぇ！！さおりとかオカマの山本と結婚すればいいったい！！』


さおり『何で山本？絶対いやよ！！』


だんご『・・・俺、３ー２の山本役なんだけど・・・』


僕『キャハハー！！さおりとだんごが結婚すればいいったい！！結婚！！結婚！！』



まんざらでもないだんご。


のんちゃん『ヒロシ！！またさおりイジメよるやろ？あんた本当いい加減にしぃよ！！』



僕『のんちゃん・・・ごめんね、あやまるけん俺と結婚してよ！！』



のんちゃん『イヤー！！ヒロシはさおりイジメるし、超子供やけんイヤ！！』


（お互いに９歳なのだが・・・）


僕『くっそー、今日もフラれたばい・・・また明日プロポーズするけん、のんちゃん待っとって！！』



のんちゃん『うん、多分明日もダメって言うけど待っくね！！』



今思えば小学生の無知って何かスゴいね・・・そしてこの頃からフラれ街道まっしぐらの人生が始まったんかな？・・・


そんなバカな時間は過ぎるのも早く、僕ちゃんは家に戻ってソワソワしていました！！



ミッションその１
母上様にラジカセを借りてテレビから流れる光ＧＥＮＪＩの新曲の録音する。


ミッションその２
妹や弟の声が入らないように完全防音の環境を作らなきゃいけない。



この最低条件をクリアして初めて光ＧＥＮＪＩの新曲をカセットに残すコトができるのである！！



台所では母上様が上機嫌で夕飯の支度をしています。台所の棚の上には、山口百恵のバラード集を流すカセット・・・



久米宏と黒柳徹子が司会をする『ベストテン』は夜の８時からスタート。



いつも通りなら、その時間はカセットで郷ひろみでも聞きながら洗い物をする母上様がいる予定です・・・


夜７時・・・深町家の夕食スタート！！



かなりのハイペースで食事をたいらげ、新しいカセットの封をやぶる僕ちゃん。


僕『お母さん、お願い！！８時から光ＧＥＮＪＩの歌を録音したいけん、カセットデッキと、お母さん達と部屋を貸して！！』



母上様『何ねこの子は？そんなに急いで食べたら体に悪いやろ？』



僕『明日からちゃんとゆっくり噛んで食べるけん、カセットデッキと部屋貸してよぉ！！お願い！！』



父上様『部屋使うのは構わんばってん、散らかしたらお母さんが怒るけん、キレイに使うとよ。』



母上様『お父さん！！』



父上様『まぁいいやんか、１時間ぐらいなもんやろ？そのかわり、ちゃんとキレイに使うんやぞ？』



僕『さっすがぁ！！父さん話がわかる！！』



ミッションその１クリア。


ここまでは計算内なのだが、問題は好奇心旺盛な妹と弟が録音中に乱入してくるコトを死守するコトである


夜８時・・・



黒柳徹子『さぁ今週もやってまいりました！！歌のベストテン！！』



さぁ、戦いの始まりだ！！テレビのスピーカーの前にカセットデッキを置いて、新品のカセットの向きを確認してセッティングする。


久米宏『さて、さっそくまいりましょう！！今週の第１０位は！！・・・』



録音ボタンに手をかけて集中する僕ちゃん・・・



黒柳徹子『工藤静香さんでＡｇａｉｎ』



鏡張りの壁が回転して工藤静香が照れくさそうに出てくる・・・


『おぉ、違ったか・・・』録音ボタンから指を離す僕ちゃん・・・



そして何人かの歌手が出る度に録音ボタンに手をかけて離す僕ちゃん・・・



ちなみに、この時代のベストテンは・・・



９位南野陽子『はいからさんが通る』

８位松田聖子『Ｐｅａｒｌ−Ｗｈｉｔｅ  Ｅｖｅ』

７位斉藤由貴『さよなら』
６位ＯＭＥＧＡ　ＴＲＩＢＥ『ｓｔａｙ　ｇｉｒｌ　ｓｔａｙ　ｐｕｒｅ』

５位桑田佳祐『悲しい気持ち』

４位光ＧＥＮＪＩ『ガラスの十代』

３位中森明菜『難破船』

２位森川由加里『ＳＨＯＷ  ＭＥ』

１位少年隊『ＡＢＣ』

でした！！懐かしいね。




話は録音ボタンに集中してる僕ちゃんに戻って・・・


久米宏『さて、続きましては今週の第４位！！デビュー曲にからスゴい人気で走り続けてるこのグループ！！今週は新曲をひっさげての登場です！！光ＧＥＮＪＩの皆さんです！！どうぞ！！』



キター！！来た来た！！待ってたよ！！



僕は急いでふすまを開けて居間に向かって叫ぶ！！



『光ＧＥＮＪＩの出番が来たけん、絶対物音を立てんどって！！』



妹と弟の目が『キラン』と輝く！！



ふすまを閉めて録音ボタンのスイッチを押して、声を押し殺して、忍び足で体操座りをする僕ちゃん・・・


黒柳徹子『では新曲を歌っていただきましょう！！光ＧＥＮＪＩの皆さんでガラスの十代！！』



【言わないでー、言わないでー、さよならは間違いだよー】



歌が始まる・・・と思いきや廊下を必要以上に強い足音でドタドタ歩くバカチンがいる！！


ギャー！！うるさい！！


音を立てないように、ゆっくりふすまを開くと弟がニコニコしながら部屋の前の廊下をわざと強い足音を立てて行ったり来たりしてる！！



弟を捕まえて抱っこして、子供部屋へダッシュ！！



すぐさま戻ると、妹が『みんなのうた』の本を広げて、今日学校で習ったであろう『井戸の中のカエル君』の歌を録音中の部屋の前で嬉しそうに歌っている！！


今度は妹を抱っこして子供部屋へダッシュ！！



再び部屋へ戻ると今度はウチの両親が二人で、セティと遊んでいました。



『ヒャン、ヒャン！！』
父上様『おっ、セティまだ食べるとか？よしよし』

そんなことをいいながら、セティの好物唐揚げをわざわざ録音してるカセットデッキの近くで与えておりました。


母上様は化粧を落としながらフンフンーと鼻歌を歌っていました。



録音されたガラスの十代は原形をとどめていませんでした・・・



何でウチの家族は揃いも揃って人の邪魔をするのが好きなんだ・・・



僕ちゃんは寝ながらウォークマンで変なガラスの十代を何とか雑音以外の部分に集中しました・・・が足音や妹の歌やセティの吠える声や鼻歌で無理でした。



翌日、だんごにカセットを貸す約束をしてた僕ちゃんは、変なガラスの十代が入ったカセットをだんごに貸して、次の日だんごにめっちゃ怒られました。そして『元気出せよ』って励ましてもらいました・・・
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<div class="photo"></div>]]></description>
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         <pubDate>Sun, 05 Oct 2008 18:14:52 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>泥棒ラッシュ！！</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">泥棒『お願いやけん吠えんどってくれな』


泥棒はセティの頭の撫でると寝室へ入り、実に手際よく金品探しを始めた・・・

タンスの引き出し、棚、クローゼット、色々探してはみたものの悲しいぐらい金目の物は無かった・・・


泥棒『くそっ！！はずれかよ！！』


『ガシャーン！！ガラガラ・・・』


イライラした泥棒は仏壇の位牌を父上と母上の結婚記念写真の額にぶつけ、母上様の化粧台を蹴った。




『ガシャ・・・』



小さい金属の音がした。



『ん？・・・』


気になった泥棒は化粧台の裏をのぞきこんだ。


母上様は四角のビスケットの缶に、５００円玉貯金をしており化粧台の裏に隠していたのだ！！


泥棒『何や、金目の物ってこれだけか・・・』


泥棒は面倒くさそうにビスケットの缶を持って、居間、子供部屋と物色し始め、あらかた荒らした後深町家を後にした・・・




泥棒が深町家から持ち去ったのは結局母上様の小銭貯金のビスケットの缶だけでした・・・



セティは家の中をうろうろする知らない男性に首をかしげ、人見知りしていました。




２時間後の昼３時・・・



家に帰ってきた僕は妹の泣き声を聞きました。



妹『びええん！！えん、えん、・・・』



僕『おい、どうしたん！』


妹のトコに駆けつけると同日に荒らされた家の中の様子に気がついた！！


家の中がむちゃくちゃやんか！！


軽く気が動転した僕は、急いで父上様と母上様の職場に電話をして家の中が荒らされいるコトをテンパりながら、ようやく説明した。



３０分後・・・



家に戻った父上様と母上様は家の様子を一通り確認し、警察に連絡した・・・



警察の人二人がすぐに来て、居間にて軽く状況説明と被害額の確認みたいな話が行われた・・・




壊された物が数点と現金４万円ほどが無くなったらしい・・・



母上様はかなり落ち込んでいた・・・



５００円玉でおよそ４万円このお金は来年小学校に入学する弟のランドセル代と、妹の七五三の着物のレンタル料金、僕のソフトボールチームのユニフォーム代に当てる予定のお金で、母上様も『目標５万円まであと少し！！』ってトコまで爪に火を灯す思いで頑張って貯金してたらしい・・・


警察の人は早く帰りたいらしく、


『で？被害届出します？』

このセリフをちょいちょい繰り返していた・・・


（警察は被害届を提出されるときちんと捜査しなきゃいけないから、小さい事件では被害届を出してほしくないのが本音らしい）



軽く放心状態の母上様とは対称的に父上様は毅然とした態度で


『あなた方にとっては小さい事件かもしれませんが、私達にとって一大事だから被害届を提出します。捜査して下さい』


こんな感じで警察と話をしていた。


父上様は母上様の肩をつかんではげましていた。



『よかよか！！また貯めればいいし、俺も模型の材料買うの我慢する。いいちこ（焼酎）とタバコも当面やめるけん、何とかなるよ』


母上様は小さくうなずいて『ごめんなさいね・・・』と父上様に言った。



警察署に被害届を出す為、父上様は警察官と一緒に家を後にした・・・



母上様は寝室の割れた結婚記念写真の額を手にとり、ガラスの破片を片付けながら小さく涙を流していた。



僕は妹とセティを連れて子供部屋の片付けをしながら、家族みんなが悲しんでる雰囲気に僕も泣きそうになるのを必死に我慢していた・・・



母上様があんなに悲しんで・・・


父上様が唯一の楽しみを我慢して・・・


何で！！僕の家族が何をやったんだ！！僕たちは普通に生活してただけじゃないか！！



お願いだから、母上様を悲しませないでよ！！



お願いだから父上様を悲しませないでよ！！



お願いだから妹を泣かせないでよ！！



お願いだから・・・



お願いだから・・・



ボタボタと机の上に涙をこぼしながら強く願うと、部屋の真ん中に座ってたセティの体が輝き始めた！！




ボーっとした光に包まれたセティ・・・



光が強さを増し、部屋中が真っ白になった！！



僕『セティ・・・また光ってる。』




妹は動きを止めたままだ。テレビの中の出演者達の動きも止まってる！！



僕『時間が止まってるんだ・・・』


この時始めて理解した。


セティが光ってる時は僕とセティ以外時間止まってる・・・



やがてセティから放たれていた光がおさまり、時間が動き始めた・・・



妹は鏡に向かって、おにゃん子クラブの振り付けの真似をしている。


僕『あれ？・・・部屋が元通りになってる。』



急いで両親の寝室へと向かうと、そこには誰もいなかった・・・



キツネに化かされた感じとでも言えばいいのか・・・

寝室は何事も無かったままで、いつも通りきれいな寝室である。


僕は恐る恐る母上様の化粧台の裏をのぞくと、ビスケットの缶がちゃんとある。

ビスケットの缶を手に取って振るとガシャガシャと重たい音を立てて、ちゃんと中身が入っている！！



僕『よっしゃー！！』
何もかも元通りにしてくれたのはセティのおかげだと何となく気が付いたけど、家族誰も悲しむ事件自体が無くなったコトに嬉しくなった！！



父上様と母上様の結婚記念写真の額も元通りの場所に飾ってある！！



僕は何となくその写真をながめていたら、時間はとっくに母上の帰宅時刻になっており、後ろからふいに母上様が現れた！！


母上様『あら、あんた。お母さん達の部屋で何しようとね？』


僕『うん、お母さん達の結婚記念写真見よった！！』


母上様『で、あんた。手に何を持っとうとね？』



僕『あっ！！これ？お母さんの貯金箱。無事やったよ！！』



母上様『あんた！！無事じゃなかろうもん！！化粧台の裏に隠しとった貯金箱を引っ張り出してから！！あんた何しようとね！！』



僕『違うとって、貯金箱が泥棒に・・・』



母上様『ほう・・・自分のやったコトが泥棒ってわかっとるやないの・・・お母さんのお金を狙うとか？あんた、いい根性しとうね！！』



僕『違うとって！！お金とか取ってない！！』



母上様『誰も貯金箱の場所知らんのに、貯金箱を探して今、手に貯金箱を持っとるあんたには言い訳できんったい！！覚悟しんしゃい！！』



僕『ギャー！！逃げろ！』


母上様『情けなか！！泥棒して逃げるとねあんたは！！情けなか！！そんな子に育てた覚えはなか！！』



僕『ギャー！！殺される！！殺人、殺人！！児童虐待！！』



母上様『おう、あんたみたいな親不幸モン、叩き殺しちゃる！！そこ座ってた歯食い縛れ！！』



僕『セティ！！お願い！！光って時間止めてくれ！！マジお願い！！』



セティ光らず・・・



つづく・・・
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/09/post_49.html</link>
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         <pubDate>Wed, 03 Sep 2008 16:53:05 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>深町家の１日</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">僕の家の家族構成はこうだ


父上様２９歳。会社員
石原裕次郎、加山雄三をこよなく愛する。趣味は大型模型作り。



母上様２９歳。主婦兼昼からパートで働く。
山口百恵、郷ひろみ、ビートルズをこよなく愛する。
口癖は『お母さんは永遠の２０歳（はたち）でね、百恵ちゃんみたいになるとよ・・・』です。



妹７歳。小学１年生。母上ゆずりでむちゃくちゃ気が強い！！兄弟内争い（おやつじゃんけん等）ダントツ１位・・・
なぜなら負けたら超大声で泣くから譲ってます・・・
ある意味泣き声恐喝やね。
愛読書。リボン、マーガレット、グリとグラ、トムとジェリー。


弟６歳。幼稚園年長組。
とりあえず何でも僕のマネをする。遊び道具、おもちゃ、ファミコン、光ＧＥＮＪＩ、家の中では大抵僕と同じコトをして遊ぶ。
色が白い。




セティを飼い始めて２ヶ月・・・深町家の１日の流れにセティはもう慣れた。



朝６時・・・母上様起床。

顔を洗った母上様は、みんなの朝食の準備・・・


ウィンナーや玉子焼きの匂いがし始めたら、セティも起きて台所に向かう。


母上様の足元をぐるぐる回ってると何か食べ物をくれる。食べ終わったら父上様の寝室にダッシュ！！


寝室に入ってセティは吠える。『ヒャン！！ヒャン！！ヒャン！！』


父上様『う・・・ん、はい、おはようさん・・・もう朝か・・・』



母上様は父上様の弁当の支度と僕たちの朝食の準備に追われてる・・・


寝起きの頭をポリポリかきながら、居間であぐらをかいて座る父上様。テレビの付けて昨日の西武ライオンズ戦のニュースを見る。



セティはあぐらをかいた父上様の太ももの上にちょこんと座る。


セティに『おすそ分け』をしながら朝食を食べる父上様・・・


父上様が朝食を食べ終わると、セティは子供部屋へダッシュ！！




『ヒャン！！ヒャン！！ヒャン！！』


僕の顔をなめながらセティ毎朝７時に僕たち兄弟を起こす。



父上様は８時から仕事だから７時出発。入れ替わる形で僕たち兄弟が朝食を母上様と食べる。



居間のテーブルの下をチョロチョロするセティ・・・セティを捕まえようと弟はご飯の途中からセティと追いかけっこ。


『こら！！ご飯しっかり食べなさい！！』



母上様に怒られる・・・



ご飯を食べ終わった僕たちは、並んで歯みがきと洗面をする。（深町家では朝食後に歯みがきと洗面です）



母上様は妹のランドセルの中身チェックのして、妹に着せる服のコーディネートを軽くし、僕はいつも通りポロシャツと短パンの格好で妹を連れて登校！！




朝の８時・・・



『いってきまーす！！』


妹と一緒に家を出て、通学途中で妹の友達、僕の友達に会うから、そこからは別行動。



家ではセティを追いかけて遊ぶ弟。


嵐のような２時間を過ぎた後、落ち着いてコーヒーを飲みながら百恵ちゃんのカセットを聞く母上様・・・



朝の９時・・・弟の手を引いて幼稚園に送る母上様。


セティはお留守番・・・



９時半に戻った母上様は、昼までの間に掃除と洗濯を済ませ、昼から仕事に行く。



セティはずっと母上様に引っ付いて回る。何かのスキを見つけては、食べ物を大量にくれるので、セティは母上様が大好きみたいである。



昼１１時半・・・


母上様、１２時から１６時のパートに出勤・・・



昼の１５時まではセティお留守番・・・




そんな流れの深町家に忍び寄る黒い影！！



小説本文とは反れますが、当時、柚須近辺に空き巣が多発し、何と深町家にも空き巣が本当に入りました！！


ヤル気の無い制服の警察が１人、黙々と状況説明だけ聞いて何か書いて、『被害届出します？』みたいな感じの、子供心ながら警察っていい加減やな？と感じたのを覚えています・・・




セティは毛布の上で丸まって寝ていましたが、ドアの鍵を開ける音で目を覚ましました。




昼１３時・・・



当時僕の家は、家の鍵を玄関の植木鉢の下に隠していたので、開けたら植木鉢の下に戻す・・・みたいなセキュリティ感ゼロの家でした。





泥棒『こんにちはー、どなたかいますかー？』




返事が返ってこない家の中・・・




声を聞いたセティはトコトコ玄関に行く・・・



『しーっ！！お願いやけん吠えんどってくれよ！！』



セティは知らない男性を見上げて軽く首をかしげた・・・



つづく・・・
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/08/post_48.html</link>
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         <pubDate>Thu, 28 Aug 2008 17:06:30 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>セティと一緒！！</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">ノンちゃん『じゃあねヒロシ、また明日ね！！』


何事も無かったかのように、ノンちゃんとさおりは帰って行った・・・


だんごと僕は少し公園に残って話をした・・・


僕『ねぇ、だんご・・・あのね、変な話するけど、ちゃんと聞いてくれる？』


だんご『何や？ノンちゃんのコトや？』


僕『うん・・・あのね、さっきセティ、ボーって光ったよな？』


だんご『はっ？犬が光った？バカやないと？犬とか別に光らんよ？』


僕『だんご！！俺、真剣に聞きよっちゃけん、ちゃんと答えろ！！』


だんご『ヒロシ？何をムキになっとうとや？・・・じゃあ、ちゃんと答えちゃる。犬は光ってない。』


僕『本当に？』


だんご『本当に』


僕『わかった、ありがとう・・・』



だんご『何かわからんけど、あんま気にすんなよ！！じゃあね、また明日。バイバイ！！』


だんごはビックリマンのシールを輪ゴムで束ねて、帰った・・・



僕は段ボールの中のセティを少し撫でて、セティと連れて家に帰った。




家にて・・・



僕『ただいまぁ！！』


母上様『ヒロシ、おかえり。まだお父さんの会社のお客さんがおるけん、騒がんごとね』



僕『はーい。』



セティの入った段ボールを抱えて僕は部屋へ戻った。


お前は確かに光ったんだよなぁ・・・何でやろ？


『ヒャン！！ヒャン！！』セティは嬉しそうに尻尾を振っている・・・


今日は砂場で遊んだけん、お風呂入ろっか？


この時僕はセティが昨日よりも、少し弱ってるコトに全く気付かなかった・・・


『ヒャン！！ヒャン！！ヒャン！！』


洗面器の中にぬるいお湯を入れて、セティを入れる。

セティは嬉しそうに洗面器の中で『犬かき』をしている。


『セティ体を洗うよ！！』

洗面器からセティを抱えて出すと、セティはお風呂が嬉し過ぎて、おしっこをした！！


『こら！！おしっこすんなよ！！』


セティは嬉し過ぎてまだ僕を見ながら、おしっこをしてる・・・


『もお・・・仕方ないね』

僕は石鹸を泡立てながら、ぼやいた。


セティの体を丹念に洗いながら、昨日と今日のコトを振り返った・・・



セティが最初に光ったのはお母さんの前で、２回目がみんなといる時・・・



ただ、はっきりしてるコトはセティが光った時のコトを僕以外全員忘れてる・・・


そしてセティが光った後ノンちゃんのケガが治ってた・・・というか、嫌な出来事自体が無くなってた。



セティを洗い流すと、セティは再び洗面器の中に飛び込んで、犬かきの続きを楽しんでいた・・・


ボーっとしてる僕に、ふいに水しぶきがかかった！！

『うおっ！！何や！！』


『ヒャン！！ヒャン！！』

ビックリした僕をよそに、セティは全身をぶるぶる回転させて水を弾き飛ばしてた！！


『わかった、わかった。もう上がろうか・・・』



セティの体をタオルで拭いて、僕は部屋に戻った。


ご飯を食べて、宿題を終わらせて、セティと一緒に布団に入った。



セティは布団の中で嬉しそうにぐるぐる回っていた。

布団の中でうろうろするセティを捕まえて、ギュっと抱きしめたり、頬を寄せ合ったりしてたけど、いつの間にか僕は眠ってた・・・



夢の中で、誰かが僕に話かける・・・



そのコトバだけは夢から覚めてもはっきり覚えていた・・・




『あと、５回・・・』



嫌な声だった・・・




ペチャペチャ・・・ペチャペチャ・・・



僕『うん・・・何や？』


寝ぼけた目を開けたら、セティが僕のほっぺたをなめて起こした・・・



朝の７時・・・僕の起床時間だ。


少し遅れて母上様が部屋に入って来た・・・



母上様『ヒロシ、朝よ・・・あら珍しか・・・あんた起きとったとね？』


僕『うん、セティが起こしてくれた・・・』


水色のパジャマ姿で寝ぐせバッチリの僕ちゃんは、寝ぼけながら母上に言った。

母上様『あらっ、あんたよりセティのほうが早起きでお利口さんやね』


『ヒャン！！ヒャン！！』

セティは母上様に向かって、嬉しそうに尻尾を振っている・・・


いつも通り朝髪をお湯で濡らして、顔を洗って歯を磨く。ご飯を食べたら、ポケットにビックリマンシールを入れて登校。


学校までは歩いて登校する。歩き通勤の先生がいたら、追い越し際にカンチョーして走って逃げる！！


教室についたら、朝の会が始まるまで、秀才さおりに宿題の答え合わせをしてもらう。


ノンちゃんと１日だけシャーペンを交換する。


だんごと消しゴムをちぎって投げ合う。


授業中にこっそりノンちゃんと小さい手紙のやりとりをする。（内容はしりとりとか、なぞなぞとかが、ほとんどだけど何かスゴく楽しかった気がする）


いつも通り・・・


何も変わらない、いつも通りの１日だけど、夢の中で言われたコトバが僕の頭の中からずっと消えなくて、気持ち悪かった。


セティは家の中でいつも大量にエサをくれる母上様のそばにベッタリだった。




平穏な日常・・・



しかし、悲しみへのカウントダウンは確実に始まっているのでした・・・




『あと、５回・・・』



つづく・・・
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/08/post_47.html</link>
         <guid>http://www.east-club.com/book/2008/08/post_47.html</guid>
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         <pubDate>Mon, 25 Aug 2008 12:28:48 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>放課後パラダイス！！</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">給食時間・・・


４人の生徒が机を向かい合わせて、田んぼの『田』の字になって給食を食べる。

それぞれ持参したテーブルクロスを広げてクラス全員で『いただきます！！』の掛け声をしたら、楽しい楽しい給食時間！！


僕はノンちゃんと同じ班なので、毎日ノンちゃんと一緒に給食を食べる。


僕の班は、だんごとノンちゃんとさおりの４人。男女共に偶然親友同士で編成された班である。


（さおり・・・ノンちゃんの親友。超頭いい子。ちなみに僕ちゃんと誕生日がたまたま同じ）


僕『ねぇ、ノンちゃん！！俺、昨日から犬飼い始めたとよ！！』


ノンちゃん『本当に？どんな犬？』


僕『セティ！！』


ノンちゃん『えっ？それ何犬？外国の犬？』


僕『違うよ、犬の名前！！種類とかわからんけど・・・白くてちっちゃい犬』


ノンちゃん『本当ぉ？見たい見たい！！ちっちゃい犬大好き！！』


【僕ちゃんも君のコト大好きだぜぇ・・・】


僕『見たいなら俺ん家きいよ！！（来いよ）ちっちゃいけん外には出せんけど、家の中で見るのはいいよ！！』


ノンちゃん『うん、見に行く！！さおちゃんも一緒に行かん？』


さおり『ヒロシん家？やだなぁ・・・』


ノンちゃん『何で？どうしたと？』


さおり『ヒロシのお母さん、いっつも大量にお菓子出すやろ？残したら悪いけん、食べるけど・・・ヒロシん家行く度、お菓子でお腹いっぱいになるけん、晩ごはん食べれんくなるもんねぇ・・・』


僕『さおりバカやないと？ご飯じゃないけん、別に全部食べんくてもいいやんか！！』


さおり『わたしは出されたモノは全部食べるようにしようと！！』


だんご『出されたお菓子を毎回全部食べよったら、さおりはいつかデブになるよ！！ブヒブヒ！！』


僕『キャハハー！！さおりはブヒブヒ！！』


だんご『ブヒブヒ！！』


僕『キャー！！ブヒブヒ！！』


さおり『バッカやないと？わたしは太らんもん！！』

ノンちゃん『ヒロシ！！だんご！！さおりイジめたら許さんよ！！』


僕『いや、あの・・・イジめては・・・ないよ。ただブヒブヒっと・・・』


ノンちゃん『さおりにそんなコト言うヒロシ嫌い』


僕『ごめんってノンちゃん・・・ほらっ！！だんごもあやまれ！！』


だんご『何で女子にあやまらな、いかんとや？』


僕『いいけん、あやまれって！！』


ノンちゃん『わたしじゃなくて、さおりにやろ？』


僕『そうね、さおりごめんよ・・・お母さんにはお菓子あんまり出さんように、言うとくけん・・・』


さおり『もう、いいけど・・・エンゼルパイとアイスは出してほしい！！』


【何でこいつ俺ん家のおやつの在庫を把握しとるんじゃ？・・・】


ノンちゃん『じゃあ、今日は学校終わったら家帰ってから、さおりとヒロシん家に行くけん、犬見せてね』

僕『了解！！だんごと家で待ってるよぉ！！』


だんご『何で？俺も？嫌たい！！女子とかと一緒に遊ばんよ！！』


僕『だんごぉ・・・昨日約束したビックリマンの悪魔。あれ、俺ん家にあるったい？今日取りに来んかったら、だんごに渡す期間過ぎてしまうったい？どうする？今日もらうか、ビックリマンあきらめるか？』


だんご『出たぁ！！キタネェ！！あれはあれやんか！！』


僕『（小声で）だんご、悪い友達持ったと思って往生せれ！！っていうか、だんごがさおりのコト結構好きコト・・・俺、知っとっつぇ！！（知ってるんだぜ）』


だんご『お前！！ソレ！！バカ！！言うな！！』


僕『放課後に３名様ご案内！！』


だんご『（小声で）絶対さおりには言うなよ！！バレたら絶交ぜ！！マジ頼むよ！！・・・』


放課後僕ちゃん家・・・



『ただいまぁ！！お母さん、犬の名前決まったよ』


母上様『何に決めたん？』

僕『セティ！！何か昨日の紙を先生に見せたらセティって言いよったけん、セティって決めた！！』


僕『それとね、今日ノンちゃんとだんごとさおりが来るけん！！おやつは・・・えっとエンゼルパイとアイスだけでいいみたい！！』

母上様『あら？ひよこサブレもらってきたけど食べん？』


僕『おやつのコトはさおりに聞いて！！』


母上様『あら、さおりちゃんは何でもキレイに食べていくけん、置いったら食べるかもね』


僕『あっ、そうそう！！お母さんがおやつ出し過ぎで、晩ごはん食べれんくなるってさおりが言いよったよ！！』


母上様『そうね、じゃあこれからは貰い物全部並べる必要はないね・・・』


僕『えっ！！今までお中元とかお歳暮のお菓子を全部出しよったと？』


母上様『そうよ、うちは子供が多いけん、贈り物はお菓子ばっかりやったもんね、あんたの友達が来るたんびに３箱ずつぐらい開けて出しよったよ！！』


そりゃさおりも腹いっぱいになるわ・・・


それはそうと、今日の主役セティは・・・


僕『じゃ、もう少ししたら友達くるけん、セティと遊びよく！！』


母上様『あっ！！今日の３時からお父さんの会社の人がお客さんで来るけん、あんた外で遊びんしゃい』


僕『ダメよ！！セティがちっちゃ過ぎるけん、外は危ないやん！！』


母上様『段ボールから出さんかったら、家でも外でも一緒やろ？あんた達の騒ぐ声が大き過ぎるけん、あんた達は今日は外で遊びなさい！！』


僕『はーい・・・じゃ、柚須公園におるよ』


母上様『わかった。後でおやつ持って行くけん、さおりちゃん泣かさんごとね』


みんなで柚須公園に集合



セティ『ヒャン！！ヒャン！！』


ノンちゃん『キャー可愛い！！可愛い過ぎ！！』


君の方が可愛い過ぎるぜ、ノンちゃん・・・


さおり『見たコトない種類の犬やけど、確かに可愛いね！！』


ノンちゃんとさおりはセティに夢中だ！！だんごは鉄棒で逆上がりをしてる。


あまり犬好きではないさおりが、今日は珍しくセティに夢中していた・・・


さおり『ねぇヒロシ、砂場で少し散歩させてもいい？』


僕『うん、構わんばい！！でもちっちゃ過ぎるけん、気を付けてね！！』


ノンちゃんとさおりはセティの入った段ボールを２人で抱えて、砂場でセティを出して遊ばせてました。


僕はだんごと一緒にブランコに乗って靴投げ（ブランコの前に出る反動を利用して、靴を遠くまで飛ばす遊び）をしてました。


砂場近くの揺りかごでは、近所の中学生遊んでおり、ガッチャンガッチャン音を立てながら、激しく揺りかごのスピードの限界にチャレンジしてました。


セティは砂場でノンちゃんとさおりと遊んでいましたが、セティの見た中学生達がふいに・・・


『俺達が犬と遊んでやる』

そんな訳わからんコトを言いだし、ノンちゃんとさおりからセティを奪って揺りかごにセティを乗せて、例のごとくガッチャンガッチャンと激しく音を立てて、怯えるセティを見て喜んでました！！


『ヒロシ！！ノンちゃん達が何か危ない！！』


だんごに言われて気が付いた僕ちゃん。


『くそっ、あいつら！！！だんご行こう！！』


中学生達になりふり構わず掴みかかって行く僕達！！

だけど悲しいかな小学３年生・・・


あっという間に捕まえられた猫のような感じで中学生に後ろから羽交い締めにされた僕たち・・・


『あんた達やめりぃよ！』

『小さい犬イジめるな！』

ノンちゃんとさおりが交互に叫ぶ！！



『助けたかったら自分で、揺りかご止めればいいやんか！！』


半分笑いながら、からかうように言う中学生達・・・

でも中学生の男二人で力いっぱい揺らしてる揺りかごは、近づくのも危険・・・

しかしノンちゃんは揺りかごを止めようと近づく！！

『ノンちゃん危ないけん、近づいたらいかん！！』


羽交い締めにされたままの僕は叫ぶ！！


でも犬好きのノンちゃんは暴走特急のような揺りかごを、これ以上勢いをつけさせまいと、揺りかごの手すりをつかんだその時！！



『キャー！！』ガッチャン！！・・・



ドン・・・



手すりをつかんだ反動で勢いのついた揺りかごにノンちゃんは弾き飛ばされ、支柱に足を思い切りぶつけて、倒れ込んだ・・・


焦った中学生達は揺りかごを止めて、一目散に逃げた！！


『ノンちゃん！！』



駆け寄る僕達！！



ノンちゃんは足を押さえながら苦しがってる・・・


『いやぁー！！』


さおりはその場で泣き崩れた・・・


僕『だんご！！家にいってお母さん呼んで来て！！』


だんご『うん、わかった』

ダッシュで家に行くだんご・・・


僕『ノンちゃん！！大丈夫よ！！すぐお母さんが来て救急車呼んでくれるけん』

何とかノンちゃんをなぐさめながら、僕も半ベソをかいていた・・・


ただみんなでセティと一緒に遊んでた・・・だだそれだけなのに・・・何でノンちゃんが理不尽な理由でケガしなきゃいけないんだ！！


お願い！！誰か今すぐノンのケガを治してよ！！お願いだから！！・・・



お願いだから・・・



揺りかごの中で何かがボーっと光った！！


セティが光ってる・・・



公園内にいる人の動きが全員止まってる・・・


僕『セティ・・・』


光ったセティを間違いなく僕はずっと眺めてた・・・


やがてセティの体から光りが消えた・・・



すると公園内の人達は、再び何事もなかったかのように、動き始めた！！



ノンちゃん『セティは？』


僕『うおー！！ノンちゃん！！ケガはケガ！！』


ノンちゃん『っていうか、何であたしコケとるん？ヒロシ！！あんたあたしをコカしたろ？』


僕『コカしてないけどケガよケガ！！ノンちゃんの足！！』


ノンちゃん『もう、あんた大げさやね、コケたぐらいケガのうちに入らんよ』


僕『さおり！！お前見とったよな？揺りかごでノンちゃんがケガを・・・』



さおり『あんた何を言いようと？あたし達揺りかごにさわってもおらんよ』


僕『は？何で？？でもとりあえずノンちゃん、病院行こう！！骨とか見てもらわな！！』


ノンちゃん『ヒロシ！！何か変よ、あんた。コケたらあんた、いちいち病院行くと？』


僕『いや、俺は行かんけど、でもよぉ！！』


噛み合わない会話を必死にしてると、後ろから母上様とだんごがやってきた！！


母上様『みんなぁ！！おやつ持ってきたよぉ！！』



僕『えーっ！！お母さん！！違うって救急車やろ！！だんご！！おやつ運ぶとか後でせれよ！！何をしに俺ん家行ったとよ！！』



だんご『ヒロシふざけんな！！ノンちゃんと遊んで手が離せんけん、おやつ取りに行ってって頼んだのはヒロシぜ！！』



僕『はい？・・・』





僕『ノンちゃん！！正直に答えて！！今、足痛い？』


ノンちゃん『全然・・・エンゼルパイが美味しくて、ほっぺたが落ちそうで痛い！！』



僕『さおり！！さっき揺りかごに乗ってた中学生の人達は？』



さおり『あんた何を言いようと？中学生の人達とかドコにもおらんよ』



『ヒャン！！ヒャン！！』

セティが僕に向かって尻尾を振ってる・・・



ノンちゃんのケガが治って、誰も中学生達にからまれた事自体を忘れてるのか？


あの時・・・セティの体が光ったから、何か起きたのか？



まっ、でもノンちゃんケガしてないみたいやし、みんなさっきの出来事を忘れてるから、いいか！！



僕も遅れてエンゼルパイを一口ほおばると、だんごに渡すビックリマンの悪魔のシールを家に取りに行った・・・



セティは何事もなかったかのように、ノンちゃんとさおりと砂場で遊んでた。


僕『はい、だんご！！約束のビックリマン！！』


だんご『おっ！！待ってたよ！！ビックリマン！！・・・っておい！！たった悪魔３枚？昨日と今日付き合わせて・・・ふざけんな！！』


僕『俺が持っとう、いらん悪魔は確かに全部あげたよ！！それが今回は３枚だったってコト』


第３話に続く・・・
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<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/08/post_46.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">君がくれたもの</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 23 Aug 2008 15:14:40 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>君がくれたもの（セティ編）</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">『ねぇ、お母さん！！犬飼ってよぉ！！』


『ダメです。あんた三日坊主で世話せんやろ？』


『絶対世話するけん、犬飼ってよぉ！！』


『どうしても飼いたいんなら、まず自分の部屋の片付けから始めなさい。自分の世話もできない子が、犬を世話できるとね？』


・・・今日もダメかぁ。


オッス！！おらヒロシ！！小学校３年生だぜ！！


友達の家が犬を飼い始めて、超影響された僕は毎日お母さんに犬をせがんでるけど、ここんトコ毎日ダメ出しされてばっかりやね。


しかし、簡単にはあきらめんよ！！何故かって？


うちのクラスのマドンナ、『ノンちゃん』（のりこちゃん）が超犬好きやけん、僕の家に犬がいたらノンちゃんが遊びに来るかも・・・


って言うか犬がいる友達の犬にはノンちゃんが遊びに来たんよ！！


犬は欲しいけど、お母さんはダメやもんなぁ・・・でもノンちゃんの気は引きたい。


どうしよう・・・


あぁ、悩める僕ちゃん。悩んでもしょうがないから、宿題して寝よう・・・




ある日の放課後・・・


だんご『ヒロシぃ！！ビックリマンでキラキラ出したぜぇ！！スゴくね？』
（ビックリマンチョコ。当時小学校の間で流行したお菓子のおまけのシール。
キラキラシールのヘッドと天使・お守り・悪魔の４種類があった。特にキラキラシールのヘッドは重宝された！！）


こいつの名前は慎吾（しんご）僕の友達。通称だんごあだ名の由来・・・
しんご・しんご・しんご・しんご・だんご・・・


多分そんなノリ


『だんごぉ・・・それどころじゃないとよ・・・どっかに可愛い犬おらん？』


だんご『なんや？またノンちゃん？女子とか追いかけんなよぉ？気持ち悪い・・・そういえば出っ歯の優司ん家に女子みんなで犬を見に行ったらしいぜ？』


『何てや？出っ歯の優司？あいつナメとう・・・（あいつナメやがって）

だんごぉ！！優司ん家行こう！！』


だんご『イヤたい。どうせノンちゃんやろ？俺ビックリマン買いに行きたいもん！！』


『だんごぉ・・・お願い！！頼むよぉ！！一生のお願い！！』
（この頃の小学校は３日に一回は一生のお願いを使ってました。無知って逆に何かスゴいよね・・・）


だんご『ビックリマンのいらん悪魔くれるならいいよ！！』


『おう、やるやる！！いっぱいやる！！やけん優司ん家ついてきて！！』


僕たちは川べりを歩きながら、つつじの花をちぎって、甘い密が出る花びらの根元を吸いながら、優司ん家に向かった・・・


『バウっ！！バウっ！！』

優司の家の近くに来たら、低く吠える声が聞こえてきた！！


やがて大きなオリが見えてきた・・・


だんご『デケー！！ハイジの犬ぐらいデカイぜ！！たぶんあの犬、カタツムリとか食べるぜ！！』


大きな犬を見た『だんご』はテンションが上がっていましたが・・・


僕は優司と嬉しそうに話をしてるノンちゃんを見つけて、妙に腹が立ちました。

『だんご、帰ろう・・・』

だんご『何で、優司の犬、見ていけばいいやん？』


『いいけん、帰るよ！！』

ほぼ無理やり帰る僕に、仕方なくだんごはついてきました。


『ヒロシぃ、どうしたと？ノンちゃんと話せんと？』

『今日はいい・・・ビックリマン明日持ってくるよ・・・』


言葉少なく歩いてたら、だんごとの別れ道に来たので、『じゃあね、バイバイ！！』と言って僕は１人で、家へと向かった・・・




柚須公園にて・・・


何となく真っすぐ帰りたくない気分の僕ちゃんは、柚須公園のシーソーに座ってボーっとしてました。


優司のヤツ、ナメとう・・明日クラしてやろっかな？（クラす・・・福岡の方言です。ぶっ飛ばすの意味）

そんなコトを１人でぶつぶつ言ってると、僕の後ろの植え込みからふいに鳴き声がした！！


『ヒャン、ヒャン！！』


んん？・・・何や？仔犬っぽい鳴き声？・・・



『ヒャン！！ヒャン！！』


間違いない！！何かの動物がいる！！


僕は恐る恐る植え込みの中を覗くと、段ボールの中に毛布が敷いてあり、その中には両手で乗るほどの小さな、本当に小さな仔犬がいました！！


『ああ！！！！犬がおる犬が！！』


急にテンションが上がった僕ちゃんは犬を抱き上げて、その場でぐるぐる回りました！！


昨日お母さんにダメ出しされたのも忘れて、僕は段ボールごと抱えて家にダッシュで帰りました！！


『ただいまぁ！！』


上機嫌で大きな声でただいまを言う僕！！


段ボールを抱えて部屋に向かう僕ちゃん・・・


母上様『おかえりなさい・・・って、あんたソレ何ね！！』


冷蔵庫を開けようとしたお母さんは、僕が抱えてる段ボールを見て驚きました。

駆け寄る母上様！！


段ボールの中を見た母上様はビックリ！！


『あんたこの犬・・・どうしたとね？』


僕『柚須公園で拾った。』

『拾ったって・・・あんた育てきらんやろ？』


僕『絶対ちゃんと育てる！！飼いたいもん！！ねぇお母さん、いいやろ？』


母上様『ダメ！！拾ってきたんなら、お母さんの知り合いの犬好きの人に引き取ってもらうけん。』


僕『何でよ！！飼いたいもん！！お母さんお願い！！』



その時、段ボールの中の仔犬の体がボーっと光った・・・


僕『えっ？何？！！仔犬が光りよる！！』



一瞬止まった母上様が、急に変わった！！



母上様『犬かぁ・・・いいね。飼おうか？ヒロシ！！ちゃんと育てるとよ。』


僕『えっ？えっ！！いいと？飼ってもいいと？あんなに反対しよったやん？っていうか今、この仔犬が光らんかった？』


母上様『犬が光る？何を言いようと、この子は？』


あれっ？今、確かに犬が光ったんやけど・・・


まっ、いいか！！犬飼えるみたいやし！！


家族で囲む晩ごはん・・・

弟『兄ちゃん、犬の名前何にすると？』


僕『うーん、何かいいのある？』


弟『ベム！！』


僕『妖怪人間やんか！！』

とか話ながら、段ボールに入ってた一枚の封筒を思い出して、中の紙を僕は食卓に広げた。


僕『お父さん、お母さん、これ何て読むと？』



【ｓｅｐｔｉｅ｀ｍｅ】


家族みんなで英語らしき文字を眺めるが、全員無言・・・


次の日僕は職員室に英語らしき文字が書いてある紙を持っていき、いる先生全員に聞いて回った。


すると・・・


『深町君、これはフランス語で【セティエーム】って読むばい。意味は確か・・・７番目とか、７つの。やったと思う。』


『先生、何て？もう一回言って！！』


先生『セティエーム』


僕『セティ・・・うん、わかった！！先生ありがとね！！』


あの仔犬の名前。『セティ』で決定！！



第２話に続く・・・
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<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/08/post_45.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">君がくれたもの</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 21 Aug 2008 13:59:14 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>６２歳のルンペン観察記　最終話</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">ルンペンは僕が会話しないので一日中誰とも会話しない。まぁ僕もだけど・・・ルンペンは檻の中でずっとヒマ潰しも無くボーっと過ごしている。
  僕は差し入れの本や、こうやって便箋に何か書いたり、取り調べで日中は結構時間潰しがあるのだか、ルンペンはお婆ちゃんのルンペンを殴った経緯を二回ほど聞かれただけで、警察も忙しいので取り調べ終了。それが20日前ぐらいに終わり、起訴されてるので会話を誰ともせずメシ食って寝てボーっとしてだけを20日間ぐらい続けています。
  ルンペンはよく独り言をブツブツ言いながら壁の落書きを触ります。
  ルンペンはうんこする時に下痢みたいな音を『ブリュブヒッ』と立てます。10秒後ぐらいに臭いが房内に充満します。
  食べ物は同じなのに胃と腸が年をとったら内部から臭くなるんかな？激臭に殺意を抱くことも度々です。  ルンペンは29日にやって拘置所へ移送が決まって出ていきました！！！！      ルンペンと過ごした24日間。24時間一緒にいて感じた事は『臭い奴とは生活できない』自分を発見しました。
  逮捕された初日から臭い罰ゲームを受けてたので起訴免除で釈放してくれんかな？
  異臭に我慢した24日間。映画顔負けの24（トゥエンティーフォー）DAYSを耐えぬいた30歳青年の物語。
  食事、洗面、入浴。日中全ての時間を異臭と戦い抜きました。
  僕のスウェット上下に、もしかしたらルンペン臭が染み込んでるかもしれないけど、僕は耐えぬいたのです！！
  しかしルンペンも普通に生活するだけで気が長い僕をここまで怒らせるとは・・・拘置所行ったらルンペンは大変だよ？雑居は七名以上の部屋だから、一つアドバイス。『自分のおならに気を付けな、じゃないと自分のおならで死ぬぜ！！』だってあんたのおなら、めっちゃ臭いからよ！！
  そして万が一僕を見かけても決して声をかけないで下さい。おしまい・・・

  62歳のルンペン観察記を最後まで読んでくれた方、どうもありがとうございます。観察記はこれでおしまいだけど、次回からはこのルンペンを主人公にした小説『ルンペイド！！』を更新します。今回の観察記よりも笑える内容でお届けしますので、お楽しみに！！
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/07/post_44.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ルンペン観察日記</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 20 Jul 2008 19:53:40 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>６２歳のルンペン観察記　第五話</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">ルンペンはお箸を上手に使えません。手の平を内側に向けたグーで箸を握って、『アフ、アフ』と言いながらかき込む感じです。
  おかずには全部醤油をかけて、ご飯の丼に全部のせて『アフ、アフ』と言いながら食べます。
  朝食は全員パンと味噌汁です。ルンペンは味噌汁だけを先に食べ、クリーム入りコッペパンは部屋の隅に行って、僕に背中を向けながら食べます。別に僕はルンペンのパンを狙ってません。
  ルンペンはトイレ側の窓に立ってよく歌を歌います。だいたい演歌です。うるさいと思うギリギリの音量で歌います。声がよく裏返ります。歌詞がわからなくなったら思い出すまで室内をウロウロします。
  臭いので動いた時に野良犬みたいなにおいの風が来て臭いです。
  ルンペンは一応団塊世代の人です。オイルショックもバブルも沖縄返還も学生闘争も三島由紀夫も浅間山荘も何も無関心だったそうです。激動の時代の最中ずっと『焼きそば』が好きな若者だったそうです。
  終戦直後生まれの62歳。ルンペン。生活保護来月打ち切り。年金無し。職無し。住居、財産無し。健康でおならが激臭。公害。同部屋の30歳の青年を精神的に追い詰めている。無意識で・・・まぁでも健康な肉体で今までのサバイバルを何とか乗り切ってきたんだから、これからも何とかなるんじゃないんですか？
  宮崎県から福岡の博多駅まで自転車で来たんだから、これからも元気で一般人に迷惑かけない所で余生を過ごされて下さい。もし仮に外で僕を見かける事があっても、絶対に声をかけないで下さい。もうあなたとは関わりたくありません。臭い。

      第六話に続く・・・
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/07/post_43.html</link>
         <guid>http://www.east-club.com/book/2008/07/post_43.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ルンペン観察日記</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 20 Jul 2008 19:52:47 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>最終話『そして伝説へ・・・』</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">

『そして伝説へ・・・』



  婆ルンペンは歯が無い口を開いて繰り返した。『酒にはムードってもんが必要だろ？酒の上で言われた話には調子を合わせるのが粋（いき）ってもんだろ？真剣に答え返す方が野暮（やぼ）ってもんだろ？』


  田部は驚いた！！そして言った『嘘なら嘘って早く言えよ！！荷物また道路の向こうまで持って行かなきゃ・・・』グズグス言ってる田部。


婆ルンペンは面倒臭そうに『あんたが今日からガード下で暮らす！！だからさっき挨拶に来ただけだろ！！挨拶代わりの酒は飲み終わったから、これから寝るトコなんだよ、うるさいから早く帰っとくれ！！』


  面倒臭そうに追い返そうとする婆ルンペン。しかし田部は何かあきらめきれず引かなかった！！『でもお前が夫婦になる事をいいよって言うから、俺の気持ちはすでに亭主だぞ！！』


  田部がしつこいのに頭きた婆ルンペンはキッと顔を強ばらせてワンカップのビンを田部に投げつけた！！

  『痛た！！痛たた！！角（かど）角！！コップの角が当たった！！』田部はわざとらしく大きな声で言ったが、婆ルンペンは無視して体を横に休めていた。


  無反応の婆ルンペンに田部は頭にきた。婆ルンペンが寝てる段ボールをバンバン叩きながら、さっきよりも大きな声で『亭主にビンを投げつけるとは何事だぁ！！』


  いよいよ婆ルンペンは軽いヒステリーを起こして田部の荷物を車道に向かって投げ始めた！！慌てた田部は『おいおい何すんだ！！やめろやめろ！！・・・』

  荷物と言ってもパンとおにぎりだけだったが、怒った田部は婆ルンペンを突き飛ばした。婆ルンペンは駐輪してある自転車に突っ込み、軽く自転車のドミノが起きた。


  婆ルンペンは起き上がって田部に言った。『お前みたいなルンペン誰が相手にするか！！このルンペン！！どっか行け！！』叫んでる婆ぁもルンペンだが・・・田部はどっか行かなかった。


  ついに田部は頭にきて拳を握りながら『お前バカ！！お前バカー！！』と叫び、70歳婆ルンペンを殴った！！婆ルンペンはよろけながら、それでも田部に向かって『どっか行けルンペン！！』と言うと、田部は遠慮なく二発目をお見舞いした。


  婆ルンペンは後ろを向いて、ふらつきながら、どこかへ消えた・・・遠ざかる背中に向かって田部は『こらー！！まだ勝負は終わってねーぞ！！帰ってこい！！』などと叫んでいた。勝負どころか、70歳の婆ぁを一方的に殴ってただけなのだが・・・


  田部は車に注意しながらパンやおにぎりを拾った。車に引かれて潰れてた食料を全部拾い終わると、自分の段ボールに帰った。


  田部は自分の段ボール内で体を横にすると『女って難しいなぁ』とポツリつぶやいた・・・しかし何か腹の虫が収まらないので寝よう！！むしゃくしゃして寝ようとすると、ふいに『ちょっとすいません』と田部の段ボールを叩きながら男の声がした！！


  田部は段ボールから顔を出すと制服の警察官が二人・・・よく見るとその後ろに、さっきの70歳婆ルンペンが顔を腫らして立っている！！警察官は『この女性が、あなたに殴られたと言ってますが本当ですか？・・・とりあえず交番の方で詳しく事情を聞かせてもらえません？』と言う。


  田部は何も答えられず、歯の抜けまくった顔で警察官達に、引きつった笑顔を作ってみせた・・・



    おしまい！！
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/07/post_42.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ルンペイド！！</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 20 Jul 2008 19:48:50 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第十六話 『男ルンペン対女ルンペン』</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">

『 男ルンペン対女ルンペン』



  田部は笑って言った『同じ屋根の下って、うまい事言うねぇお姉さん。何だったら一つ屋根の下どころか夫婦になっちまうかい？・・・』


  田部は酒のせいも手伝って調子に乗った。おどけて言いながらも、ニヤニヤしながら横目で婆ルンペンの反応を何度も伺った。


  しかし婆ルンペンは以外にも『夫婦かぁ、いいね。別にいいよ・・・』と答えた！！びっくりした田部は『おいおい冗談だよ冗談！！・・・でもそんな返事されたら・・・本気にしちゃうぜぇ・・・』


  田部は緊張のあまり、酒が完璧に抜けていたが酔ったフリを見せつつも慎重に反応を確かめながら、かつ、おどけて見せた。


  今年70歳になる婆ルンペンは田部の顔を見つめながらポツリと言った。『このまま死ぬぐらいなら誰か見つけて余生を寄り添って過ごしたいんだよねぇ・・・』


  田部はビクッと反応した！！（おぉ！！いける！！いけるぞ田部次男！！少ないチャンスをモノにしろ！！）そしてこの婆ルンペンは生きて行くうえで、俺と同じ事を、全く同じ事考えてやがる！！


  田部は慎重にビールを飲み干して、慎重に婆ルンペンに言った。『なぁ、もしもだけどよぉ、俺があんたと一緒になりたいって言ったら、あんたどう答える？』田部は目を力いっぱい見開いて、鼻だけで『んふぅ、んふぅ』と息をしながら返事を待った。鼻の中に急に虫が入って来たので田部はむせた。


  婆ルンペンはワンカップを一口飲んでから言った。『婆ぁでルンペンの私と一緒になってくれる人がいるなら・・・断らないよ。一人で死ぬのは寂しいからね・・・』


  それを聞いた田部は間髪入れずに『もしそうなら俺と一緒になろう！！今日はこっちの段ボールで二人で寝て、明日は向こうの段ボールで！！そんな感じで・・・なぁ、そうしよう！！』興奮してしゃべると、さっきの虫が鼻水と一緒に口の中に下りてきた。


  婆ルンペンは歯の無い口を開けてニヤニヤしながら言った。『いいよ・・・』

  田部は『そうと決れば俺、荷物持って来るよ！！』とはりきって向こう側の歩道に走った！！婆ルンペンの気が変わらない内に早く済ませたかったのである。

  田部は目を輝かせて荷物を持って婆ルンペンの所に戻ると、婆ルンペンは段ボールの中で寝てた。田部は『まったくしょーがねーなぁうちの女房は』とニヤニヤしながら、軽く咳払いをして婆ルンペンの寝てる段ボールを叩いた。


  『おい、亭主が帰ったぞ！！』偉そうに田部は言うと婆ルンペンは最初会った時みたいに、ダルそうに段ボールから顔だけを出し、眠そうな顔で言った。『なーにをバカな事言ってんだい？私に亭主なんかいないよ、邪魔だからどっか行ってくれ！！』


  田部は何が起こったのか瞬時に理解できず、『えっ？』と目を丸くした。何で俺は怒鳴られてるんだ？？

  まだそこにいる田部に向かって面倒臭そうに婆ルンペンは『さっきは酒のうえでの話を合わせてやっただけじゃないか！！早く帰れ！！』と田部を煙たがった


    次回・・・最終話！！
</div>
<div class="photo"></div>]]></description>
         <link>http://www.east-club.com/book/2008/07/post_41.html</link>
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         <pubDate>Sun, 20 Jul 2008 19:47:29 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第十五話 『屁（ぺ）』</title>
         <description><![CDATA[<div class="caption">

      『屁（ぺ）』



  田部はオナラがしたくなった。留置所ではあの青年が大げさに嫌がっていたけど、どのくらい臭いんだろう？田部は自分のオナラの臭いがとても気になった！！


  しかし、どうやったら上手に自分のオナラを臭う事ができるだろう・・・


  『そうだ握りっ屁だ！！』田部はひらめいた！！それも只の握りっ屁じゃない！！おしりの穴から直接、手に取り込む『ダイレクト握りっ屁だ！！』


  さっそく田部はパンツの中に手を入れ、おしりの穴に手をあてがった。おしりの肉を少しかき分けて、無駄なくピッチリ手をあてがった。


  やがて『きたきたきたぁー！！』と田部は叫び、目はスゴいホームランを打ってる最中の強打者を思わせる輝きがあった。


  やがて『んふぅー』と何とも情けない声の後に、手に温かい風の感触が伝わってきた。田部は素早く握る鼻に手をあてがって息を吸った。


  『ぎゃー！！ごほっごほごほ！！』田部は叫んで咳込んだ。顔を真っ赤にして咳込んだ。ひどい臭いだった。留置所の青年が怒るのは無理もない。


  まだ少し咳込みながら、とりあえず田部は『博多駅近辺に戻ってから、これからの事を考えよう・・・』そう思うと新幹線の線路添いを引き返した。また一日かけて田部は博多駅に着いた。


  駅に着くと段ボールを集め、ガード下の自転車置き場の自転車を上手に整理して寝るスペースを無理矢理作った。食料はやはりコンビニのゴミ箱で無難に手に入れた。


  食料と寝る場所を確保した田部は、やっと一息ついた・・・ガード下の為、空気がむちゃくちゃ悪いが文句は言えない。


  『さて、一息ついたところで何をしよう・・・あっ、そういえば！！』田部は博多駅で最初に声をかけたルンペンを思い出した！！『うるせー！！』と怒鳴って鳥の骨を投げてきたルンペンである。


  ここでは誰も知り合いがいない田部は、お近づきのしるしに酒を残りの金で買えるだけ買って訪れてみた。


  田部の反対側の歩道にルンペンはいる、しかし初対面で怒鳴られただけなので、多少気まずかったが・・・『あのぉ、先週この辺で寝るスペースを探してた者ですが・・・』と段ボールの筒に向かって恐る恐る声をかけた。


  段ボールの筒から少し顔を出したルンペンは、ダルそうに田部を見たが、手に酒を発見するとルンペンは気分よく迎え入れてくれた


  ルンペンのささやかな酒盛りが始まった。田部も気分よく酒を飲んで話をしていたが、話をしていくうちにルンペンは女である事がわかった！！


  相手が女とわかった以上下手（したて）にでる必要はない。調子づいた田部は酒の勢いも手伝って『道路向かいに住む同士、仲良くやろうよぉ！！』と田部はニヤニヤしながら言った。

  ちなみにこの婆ルンペンは70歳だそうだ。田部の7歳上である。婆ルンペンは田部に調子を合わせて『じゃあガード下に住む同士、同じ屋根の下って事だね。ハハハっ』婆ルンペンは歯が五本しか無いので、ゆっくり田部に喋った。


    第16話につづく・・・
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ルンペイド！！</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 20 Jul 2008 19:46:14 +0900</pubDate>
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