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第弐章 [ねずみ講]

 赤木と会った事で、私はいつもより少しウキウキしていた。
 ハイテンションのまま玄関を開けるなり妻に赤木との話をした。
[私]:今エレベーターで赤木におうたわ。
[妻]:ほんまぁ。あの子アムウェイやってるらしいな。
[私]:お、お、お前!?何で知ってんねん!?
[妻]:有名やんか。あんた知らんかったん?
[私]:全然知らんわ。あむうぇいって何やねん
[妻]:ねずみ講や。ねずみ講
[私]:ねずみ講??なんか知らんけど。かっこええな。
[妻]:あんたアホちやう?友達なくすで、辞めときや。
[私]:アホか!明日行ってくるで!
[妻]:真剣に?辞めときって・・

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その日の夜からあくる日の仕事が終わるまで頭の中はあむうぇい一色だった。
そして次の日の夕方予定通り赤木はお迎えに来た。
[私]:直ぐ行くから待ってな。
[赤]:ゆっくりでええよ。
[妻]:赤木!あんた!あんまり変な事教えなや!!
[赤]:人聞き悪いな。一緒に来たら分かるで。おいでや。
[妻]:アホか!うちは、子育てで忙しいねん!!
[私]:お前何をそんなに興奮してんねん。行こうか赤木。
[妻]:早く帰っておいでや!騙されたらアカンで!!

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[私]:あいつエライ興奮してたな。
[赤]:ねずみ講と思ってるんやろう。
[私]:ねずみ講やろ。
[赤]:#ちがうで!!
[私]:何怒ってんねん?ちゃうんか?おもろないな。
[赤]:よー誤解されるけど、聞いたら分かる。
[私]:ほんまか?ねずみ講でも俺はええねんで。
[赤]:#ちがうって!!
----------------
私は必要以上にねずみ講という言葉に反応する赤木を、からかいながらOFFICEへの道を急いだ。

つづく

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2007年04月22日 18:33に投稿されたエントリーのページです。

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